紫だちたる雲の細くたなびきたる blog

春はあけぼの(をかし)

グンマーの野望(後編)

(前回のあらすじ)

ばばんばばんばんばん。渋滞するなよー

ばばんばばんばんばん。群馬県目指したよー

ばばんばばんばんばん。結構疲れたよー

ばばんばばんばんばん。また明日~~~。

ここは上州、伊香保の湯。

 

朝、朝食はバイキング形式。満腹。ホテルの大浴場で朝風呂に入る。

チェックアウトして、車はホテルの駐車場に停めたまま、伊香保温泉名物の石段街を歩いて目指す。

距離にして600メートル。ただし上る上る坂を上る。

結構ヘトヘトになりながらようやく着いた。


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写真を何枚か撮って、下る。

車に戻って次の目的地を考えた。17号から別れる時に道の駅の標識が出ていた。あそこに行ってみよう!

というわけで、17号に戻り、北上して道の駅「こもち」へ。まだ朝11時過ぎだというのに、結構人が多い。物産館で野菜などを見て回り、外に出てソフトクリームを食べた。

こもちの後はどっちへ行こうか。せっかくなので群馬県内の道の駅巡りをしたいが、草津方面まで行ってしまうと帰りが本当に大変になってしまう。

今回は赤城山麓を順番に巡ってみるか。

国道17号を戻り吾妻川を渡って左折、国道353号線に入る。

利根川を渡って赤城山南麓を回り込むようにくねくねと走る。

何気にこういうくねくね国道が好きである。まず、街中ではないので信号が少ない。交通量もそれほどない。適度に曲がっているので、単調にならず楽しい。

そうしているうちに、次の目的地、道の駅「ふじみ」に到着。ここにも温泉施設。さすがに朝入ってきたからいいや。

ここの物産館も人でごった返していた。外で「山賊煮込み」なるものを食べた。モツ煮込みのモツをバーナーで炙った大胆な料理。

それと焼き饅頭を一串。一串で4つ付いてくる。豪勢だなぁ。

 

さてそのまま353号線を東進すると、次の道の駅「ぐりーんふらわー牧場・大胡」にたどり着いた。

大きな風車が目印。でも、風車は電動(ソーラー発電らしい)。嗚呼ふるさと創生一億円・・・。

物産館では立派な菊の鉢植えが見栄えとは裏腹に安かった。車に積めないから買わなかったけど。

あと、トイレが和式が多く、洋式になれた人にはちょっとつらい。(妻談

 

では次行ってみよう!

赤城山麓の東側は渡良瀬川の渓谷になっている。その中腹にある道の駅「くろほね・やまびこ」を目指す。群馬県桐生市黒保根町。黒骨ではないよ。

国道353号線を少し離れ、扇状地を下る。国道122号線にぶつかって左折。渡良瀬川沿いを北上する。

こんな山の中に道の駅なんてあるの?と思えるような深めの谷沿いの道を上っていくと確かにあった。

そして駐車場を通り過ぎてしまったので、隣のファミリーマートの駐車場に停めさせてもらう。お店でもちゃんと買い物したもん。

道の駅の名物はその土地で取れた小麦粉や蕎麦粉を使った手打ちうどん・蕎麦。

とはいえ、お腹いっぱいなので断念。かぼちゃプリンと安かったので大根を買った。

ちなみにトイレはファミリーマートのが最新できれいというオチ付き。

 

さてさて、ここからどうするか。もうだいぶ日も傾いてきたし、下って帰るのも手ではある。

しかし、この国道122号線沿いにはさらに山奥にもう一つ道の駅がある。そして、峠を越えれば栃木県日光市

行くしかないよね。何故って言われればそこに峠があるからだとしか言えない。

 

というわけで、まずは道の駅「富弘美術館」へ。渡良瀬川沿いの国道をひたすら上れば、草木ダムがあり、草木ドライブインがあって、さらに奥に「富弘美術館」がある。

物産館は小さくてこじんまりとした所だが、妻は木のコースターが気に入ったらしくいくつか購入していた。

富弘美術館は、この村(旧東村)出身の詩人で画家の星野富弘さんの作品を中心とした美術館。ちょうど企画展「かあちゃん」が開かれていた。

妻の「せっかくだし見ていこう」という言葉に誘われるがままに中へ(入館料大人520円)。

 

すごかった。

 

建物は円い展示室がたくさん集まった形となっていて、上から見るとそれだけで美術作品のようだ。(道の駅のガイドブックの写真が、緑のダム湖とのコントラストで本当に絵画のようだった)

作品は水彩やサインペン画。そこに詩が添えてある。

その詩が、凄まじかった。

言葉では言い尽くせないので、行くことをお勧めする。わたらせ渓谷線があるので鉄道でも行くことができる。

美術館の全部を見るのに2時間くらい掛かっただろうか。

 

すっかり日が暮れてしまった、が、群馬県側に戻る気はさらさらない。

峠を越えて栃木県日光市!あわよくば日光の道の駅スタンプを押したるんや!!

と、意気揚々と山を越えようとした、が、前方に遅い車あり・・・。とにかく下り坂でブレーキ踏み過ぎ!フェード現象とかベーパーロックとか起こしても知らんでホンマ(フットブレーキに頼り過ぎると危険。最悪ブレーキが効かなくなります。エンジンブレーキを併用しましょう)。怖いので車間距離空けておこう。・・・遅すぎてすぐ詰まる(ToT)

 

そして、日光側に降りたはいいが、東照宮前が大渋滞。右折信号が短すぎるんや・・・。

なんやかんやで道の駅「日光 日光街道ニコニコ本陣」(なんやそれ・・・)に着いたのは19時過ぎ。スタンプは押せませんでしたorz

 

さて、ここから家に帰る訳だが。

遠い。

そして、ラジオで渋滞情報聞いたら東北道上り3時間半とか・・・東北道でショートカットするつもりだったけど萎えた。

仕方がない。Google先生の渋滞情報を頼ってみよう。

カーナビは国道119号で宇都宮に出てそこから国道4号線を南下するルート。さっきラジオで宇都宮市内が渋滞してるって言ってたので却下。

国道121号国道352号と辿って真南に近い方角に南下する。国道121号は途切れ途切れに杉並木が続く快走ルート。

南下して途中で国道4号のバイパスに出た。片側2~3車線の快走路・・・の筈が、車多過ぎて信号の度に小規模な渋滞、ワロタ

 

さすがに家までノンストップでは体が保たないので、道の駅「まくらがの里こが」で休憩。小雨模様だったが、何だか雲行きが怪しい。

出発してほどなくバケツをひっくり返したような大雨。これではスピード出せないではないか。あわよくば都内(足立区)位まで追い越し車線を6速でクルーズコントロールと洒落込もうと企んでいたのに。

しかもこの車、確かタイヤの溝がかなり浅かった筈。くわばらくわばら。ローペース、ローペース(タイヤの溝は路面の水を逃がして膜を張らないようにする働きがある。水が膜を張るとブレーキはおろかハンドルも効かない極めて危険な状況に陥る恐れがある)。

と、神経使いつつ帰った。春日部辺りで雨は上がったものの、やっぱり疲れた(ToT)