紫だちたる雲の細くたなびきたる blog

春はあけぼの(をかし)

8月は平和を祈る月

59年前の今日、広島に一つの爆弾が落とされた。一瞬にして数万人もの命が奪われた。その悲惨さは9.11の比ではない。その僅か9日後には終戦。今にして思えば原爆なんて落とさなくたって戦争は8月中に終わっていたんじゃないだろうか?日本は相当疲弊していた筈で、戦争を続ける体力なぞとうに尽きていた訳で。日本はアメリカの実験台にされたっぽい。
そして今、アメリカは《テロとの戦い》と呼ぶ戦争の真っ只中にある。終わりの無い戦いだ。どういう状態になったら勝利でどういう状態が敗北なのか。それすらわからない無間地獄。とうとう墓穴を掘り出したようである。
イラクから撤退もできず、かといってイラクの治安は回復せず、当初かの国が目論んでいた石油利権はそれどころではなさそうな状況。どこへ行くアメリカ、どうなる世界?
日本にできることは何か?自衛隊を派遣して復興支援するのはいいことだと思う。他には?世界に平和を訴えよう。攻める事を放棄したらこんなに豊かになりましたよ。背後にちらつかせるのは銃でなくても外交はできますよ。そう訴えよう。背後にアメリカがいるから平和なのだという意見もあるだろうし、それは事実なのだが、それでもアメリカが平和を唱えるよりは説得力がある。世界2位の経済力は伊達ではない。