紫だちたる雲の細くたなびきたる blog

春はあけぼの(をかし)

今日のまとめ

今回のプロジェクトは新しい概念を中途半端に取り入れようとして失敗しているように思える。
まず、開発環境にEclipse3.0を使っているが、最新版は3.1であり、3.1.1では日本語にも正式対応している。3.0系に比べると3.1系の方が圧倒的に動作が早くて使い易い。3.0を使っている理由は、立ち上げ当時日本語版がなかったかららしい。日本語版も出たし、さっさとバージョンアップさせてくれ。
J2EEを使ってオブジェクト思考で開発しようとしているが、設計書にUMLなど使われておらず、旧態依然な詳細設計書のみ。逆に開発効率が落ちる事にいい加減に気付いて欲しい。詳細設計書からまたクラス図とかを起こしていく*1んじゃ何のための詳細設計だか解りゃしない。基本設計と画面設計からいきなりクラス図を書いていった方がなんぼか早い。
っていうか、せっかくのオブジェクト指向なのに抽象クラスやインターフェイスがほとんど出てこない。雛形が用意されていて、それをコピペして作るのだが、そんな事するくらいなら抽象クラスにして僕らはそれを継承して使えばいいって形にして欲しかった。雛形なんてCOBOL時代と変わりゃしない。オブジェクト指向でやる必要性がない。Javaを使えば生産性が上がるとでも思っているのだろうか?ちゃんとオブジェクトをわかってないと逆に開発しにくいってのがわかってないよなぁ。
そういえば規約に繰り返しを少なくするためにコピペを多用するなってあった気が。「お前等だよっ」って言いたい。共通部品のドキュメントにもコピペの後が。(っていうか間違ってたし。)
共通部品を多用して繰り返しを減らし、開発効率をあげるっていうのは正しいアプローチだと思うが、いかんせん、共通部品を一般人がいじれない制度なので、今日みたいな場合は非常に生産性が悪くなる。っていうか態度悪すぎるんじゃ!そんなんじゃ共通部品なんか使わずに開発した方が早い、なんて事になりかねないぞ!忙しいのはわかるがもっと誠実かつ柔軟な対応をお願いしたい。

*1:大抵の人はこれを頭の中でやってしまう。ある意味行き当たりばったりである。僕は仕様書の裏やノートにメモする