紫だちたる雲の細くたなびきたる blog

春はあけぼの(をかし)

公序良俗って難しいよね

ニコニコ動画でミク曲を発表している一人、デッドボールPさん(以下デP)の動画削除事件がITMediaで取り上げられてました。

クリプトン、「公序良俗に反する」ミク作品をニコ動から削除 判断基準も公開 - ITmedia NEWS

確かにかなり直接的に性を扱った歌詞ではあったんだけどね。

でも、デPの曲は音楽性が高くて、セーフな曲(例えばフルミックプレーヤー(右のブログパーツ)にある「永久に続く五線譜」とか)は、ボカラン(週間ボーカロイドランキングという動画)の上位にランクインしている(アウトな曲は「名誉の除外」としてボカラン名物になっていた)。ニコニコの有名P(Pは良質の動画を作成する人につけられる略称。プロデューサーの略)の間でも結構人気がある人。

個人的な意見としては、目くじらを立てるほどアウトな歌詞ではないと思ったんだけど・・。たぶん、中学生向けの少女漫画の方がよっぽど公序良俗に反してるぞ、と(いう雑誌の記事の見出しを電車の車内広告で見かける)。

彼の詞は、愛の表現方法が直接的なんだよ、きっと。「名誉の除外」狙いとかウケ狙いももちろんあっただろうけど、削除後に歌詞を修正して「変わりすぎて失望した(棒読み」なんてコメントをもらってる彼の楽曲を見ると、やっぱり、これは彼の独特の表現方法なんだろうと思えてくる。

金太の大冒険」がテレビで放映可能なら(でも見たことないな〜、そういえば)デPの曲もきっと放映可能だと思う。ていうか、しょーもないドロドロした恋愛ドラマなんかより、デPの曲の方がよっぽどさっぱりしてて、青少年の育成への悪影響は少ないんじゃね?と思ったりする今日この頃です。

気になるのは、チクッた人。悪いとは言わんが、クリプトン社の空気くらい読め。
クリプトン社だって本当は「そんな作品があるなんて知らなかった」で済ませたかった筈なのに(だって削除となるとユーザーの反感買うから)、通報されたら、削除依頼を出さざるを得ないでしょ。
小学校のいい子ブリッコ(死語)な女子じゃないんだからさ、「帰りの会で先生に言うもん」的な幼稚な正義感あふれる行動はやめて欲しいもんだね。

おまけ

ボカランで大人の事情により除外された曲、「めずらしいもの、大好き」が、削除されずに残っている件w
中身は「金太の大冒険的」な曲です。

珍しい出身校、珍母校。わたし珍母校大好き