紫だちたる雲の細くたなびきたる blog

春はあけぼの(をかし)

米原万里さんの冥福を祈る

学生時代のサークルの先輩のブログを見ていて、「えっ」と思った記事があったので
トラックバックしておきます。
“エッ勝手リーナ”-明日は明日の風が吹く
 米原万里さんのエッセイは僕も本で読んで感銘を受けました。

ガセネッタ&(と)シモネッタ (文春文庫)

ガセネッタ&(と)シモネッタ (文春文庫)

 旧ソ連ではあらゆる言語の通訳がいた、っていう話とか、英語=国際化ではないっていう話とか、資本主義世界でしか生活したことがない僕にはかなりおぉ〜っと思えました。あと、彼女が小学校高学年くらいの頃、(チェコに住んでいらしたそうですが)学校で文学書が流行ったことがあって、それは実は、例えば三銃士のダルタニャンとミレディのラブシーンのように性への好奇心によるものだった、日本では少年少女向け文学はそういう場面がカットされがちだが、カットする必要はない、とか。
 惜しい人を亡くしました。残念です。遅ればせながらご冥福をお祈りします。