紫だちたる雲の細くたなびきたる blog

春はあけぼの(をかし)

世界バスケをTVで観た

放送はTBS系列だけど、スポンサーはキリンとかだし、某ボクシングの時みたいな騒動にはならんよね。

ってな皮肉な見方は兎も角!

何を隠そう、中学時代はバスケ部でした。ホリエモンが高校の教室で受験勉強していたであろう時期は体育館でバスケやってました。でも当時、TNCで午後4時半からやっていたトムとジェリーの再放送が観たくて、よく練習さぼってました・・・ってのも置いといて!!

 やっぱバスケは面白い。他の球技との一番の違いはやはりスピード感。ディフェンスの中にドリブルで切り込むとき、静から動へ切り替わるあの瞬間がたまらなく好きだ。あと、シュッと投げてパスっと決まる3ポイントは見ていて気持ちがいい。(自分で打って入ったときが一番気持ちがいいんだけど、もう10年くらいプレイしてないしなぁ・・・(^◇^;))
 ボールに関わる者も関わっていない者もいろいろと駆け引きがあるのも面白い。今日の日本−アンゴラ戦では、アンゴラのスクリーンの巧みさが印象的だった。解説者は「日本はディフェンスリバウンドを何とかしなければならない」なんて言っていたが、アンゴラスクリーンアウトがものすごくよく利いていて、日本のディフェンス陣が仕事をさせてもらえてなかった、っていうのが正直な感想。サッカーのオシム監督じゃないけど、もっとよく動いて相手をかき回さないと、体格で劣る日本は苦しいだろう。
 あと、日本はオフェンスリバウンドも取れてなかった。相手のディフェンスが固かったんだろうけど、リバウンドに入れそうにない状況でシュート打っても、相手のチャンスを作ってるだけだってば。

 なんて偉そうに解説しちゃったけど、よ〜く考えてみると、バスケを『観る楽しさ』を教えてくれたのは、漫画「スラムダンク」だった気がする。
SLAM DUNK 31 (ジャンプコミックス)
 「リバウンドを制する者はゲームを制する」は赤木キャプテンの名台詞。そのための基本はゴール下でのポジション取りとジャンプのタイミング。スクリーンアウトやフェイク、ファウルを貰いに行くなどのテクニックは、バスケを観るときに知っていると知っていないとでは楽しみが大きく違う。中学の頃は上に書いたようなスチャラカ部員だったので、そこまで詳しく知らなかったんだよね・・・。
 バスケの試合を見ていてスラムダンクのあの場面この場面が頭に浮かんできて困った。最初のクォータで日本がリードした状態で終わったときに、スラムダンクの山王戦が頭に浮かんだんだけど、本当にその通りの結果に(漫画では前半湘北リード(同点だったか?)で終わったが後半最初に大きく突き放される。今日の日本も2ndクォータ以降、突き放されっぱなし)なっちゃった・・・。漫画はその後で湘北が追いついて勝ったけど、今日の日本は大差で負けちゃいました。桜木花道みたいなムードメーカーが日本にいたら違ってたのかな・・。

 っていうか、漫画はコマ割と画力でものすごい迫力を出してる(井上雄彦さんの画力はすごい)ので、テレビ中継がなんだか物足りなく感じた(苦笑)。静止画の中に激しい動を描く。漫画の真髄はこれだと思う。書いていてスラムダンクが読みたくなってきたよ(笑)。神奈川を引き払うときにスラムダンクブックオフに売っちゃったからないんだよね・・。