紫だちたる雲の細くたなびきたる blog

春はあけぼの(をかし)

いきなりプレゼン

「今日○○さんが39度の熱を出して寝込んじゃって」と、プロジェクトマネージャーさんがとても困った顔で話している。「そうなんですか。そういえば先週結構無理されてたみたいでしたからねぇ」と呑気に答える僕。ん?今日って今作ってるソフトのプレゼンがあるって○○さんおっしゃってなかったっけ?
「私もあまりこのソフト触った事ないし、kuzuさん教えて貰えます?」と言われるので「ええ、いいですよ」と説明を始めたのだが10分後、「やっぱりわかんないなぁ。kuzuさん、申し訳ないけど今日のプレゼン出て貰えません?」
ええっ!?今日のプレゼンって直接エンドユーザーさんの所でやる奴ですよね?何の準備もしてない僕がやっても大丈夫なんですか?と喉まで出かかったが引き受けてしまった。
そして客先でプレゼンの準備。ソフトのファイルを持ってくるのを忘れたことに気付く。急いで電話してメールで送ってもらう。そしてデモ用のソフトを動かそうとするとサーバーに繋がらない。プロクシの設定わかんないと繋がらないッス!設定は…自動かよ!って事は繋げませんから!残念!って言うとる場合かー!プレゼンどうすんねんなー!
携帯のソフトなので客の携帯に直接落として貰う事になった。
そんなこんなでプレゼンが始まる。「これ、バグだよね?動かないよ」マジすか?!「こちらの機種では動くんですけど〜」「でも動かないよね。バグだよね。」(後で調べたら僕が仕込んだバグでした。切腹!!)ひぇ〜、動揺してしどろもどろ。
「では次の画面ですが…」「うーん、これフォントが小さいんじゃない?」や、やっぱりそう思われます?実は僕も…なんて客の目の前で客の客(=エンドユーザー)に言えるか〜っ!
「では次の機能をご説明いたします…」「これ不便だよね。なんとかならない?例えばさー」「え?リストボックスの横スクロールですか?それは無…」無理ですと言い掛けた所にすかさずプロジェクトマネージャーさんが「すみません、持ちかえって検討させてください」とフォローする。あの、すみません、VBとかVCならともかく携帯用JAVAじゃそんな事検討するまでもなく不可能ですから!
と、まあこういうプレゼンに在りがちな無理難題を抱えてすごすごと帰路に就くkuzuでした。
でも横スクロール以外はなんらかの対処法を提案しましたよ。これでもプロのSEの端くれですもん。
でも、拙者、今日やる予定だった作業は、結局ほとんどできませんでしたから…切腹!!